季節ごとに登場する限定ビールは、その時期ならではの素材や風味が詰まっていて、ビール好きなら一度は試してみたいですよね。
期間限定ビールの最大の魅力は、「その瞬間だけ」の味わいを楽しめること。定番ビールとは異なり、季節の素材を取り入れたものが多いため、毎年少しづつ味わいや特徴が異なる事もあります。
今回は、ビール好きにはたまらないTANGO KINGDOM Beerの「期間限定ビール」について、ビール職人の山口さんに話を聞いてみました!
≪目次≫
- TANGO KINGDOM Beer「期間限定ビール」を作るきっかけ
- 限定ビールの特別な原料と料理のペアリング
- どんなシーンで楽しんでもらいたいですか?
- ビール職人おすすめの飲み方
今回お話を聞くのは、ビールの本場で修業し20年間ビールを作り続けているブリュワーの山口さんです。
山口さんは、2013年に国際品評会、インターナショナル・ビア・コンペティションで金賞を受賞するなど、ビール作りの腕が認められた職人さんです。
山口さんの強いこだわりによって、TANGO KINGDOM Beerの個性的なラインナップが生まれています。
TANGO KINGDOM Beer「期間限定ビール」を作るきっかけ
「今しか出会えないもの」をきっかけとして期間限定ビールが登場しました。
ビールはカテゴリーだけでも世界に120種類以上あります。通年で醸造できないもの、例えばその季節にしか手に入らないものを使用してのビール醸造は季節限定になります。
TANGO KINGDOM Beer「期間限定ビール」の一つである「フレッシュホップ・マイスター」はそれに当たります。
丹後王国内で収穫したホップを、ビール仕込み当日の午前中に摘み取り、その日のうちに使用した、まさにとれたてフレッシュホップビールです。当社の定番商品である「マイスター」は丹後の米を使用しており、コメの香りの特徴を出すためホップの香りづけはほとんど行っていません。そこにとれたてホップの苦みと香りをつけたビールです。
通常、フレッシュホップは摘み取ったらすぐに加工するか冷凍します。そうしないとすぐに劣化してしまうからです。一般にフレッシュホップを使用したビールは冷凍ホップですが、「フレッシュホップ・マイスター」の工程のように、摘み取り直後に使用できる環境は少ないとおもいます。
シャインマスカットを使用した「Kyo Tango Shine Beer」も同様、地元で収穫したマスカットですから、いまの時期しか製造できません。
限定ビールの特別な原料と料理のペアリング
限定ビールの原料として、「TK100-セッションIPA [与謝野産生ホップ]」には丹後 与謝野町で摘み取った「生ホップ」を、「TK100-Fresh HOP MEISTER [Green]」には道の駅 丹後王国「食のみやこ」の園内で栽培し、朝に収穫したフレッシュホップを100%使用しています。「Kyo Tango Shine Beer」には、秋の時期にしか収穫できない地元のシャインマスカットを使用しています。
それ以外で特別な材料な使用していません。特に「ビール」と言う定義がありますので、他の原料は限られています。
ペアリングについては、通常はビールに料理をあわせますが、どんな料理でも楽しめると思います。
どんなシーンで楽しんでもらいたいですか?
どんな時でも、自分へのご褒美として楽しんでいただけると嬉しいです。
ビール職人おすすめの飲み方
丹後のビールはフードペアリングよりもミュージックペアリングが合います。
例えば、ディオンヌ・ワーイックのハートブレイカーという曲を聴きながら飲むとビールの苦みと香りが何もない広い空間に広がっていく感じが味わえます。
ビーチボーイズのドント・ウオーリー・ベイビーと言う曲は爽やかな風を感じながら飲めるでしょう。カミラ・カベロのBam Bamは彼女の歌声がビールの苦みと香りを包み込んでくれると思います。
ビールと音楽のペアリングには、意外な相乗効果があり、音楽のテンポやメロディーが、飲み物の味わいを変化させると感じる事があります。
こうした、普段とは一味違うビールの楽しみ方をTANGO KINGDOM Beerの限定ビールで楽しんでみてはいかがでしょうか?