気づけば12月ももう終わり。今年もおつかれさまでした、なんて言葉が浮かぶ頃です。とはいえ、年末年始、毎日特別な料理をするのはなかなか大変。
そんなとき、切って煮るだけでちゃんと満足できる鍋は、やっぱり頼れる存在です。
今回のテーマは鍋。年末年始にも、寒い冬の日にも、一人でも、みんなでも、気楽に囲めるのがいちばん。
日常の延長にあるけれど、湯気を囲むその時間や空間が、ちょっとした贅沢に感じられる、そんな冬の鍋についてお届けします。
≪目次≫
鍋のいいところは正解の多さ
肉も野菜も自然に食べられるのが、鍋のいいところ。 一人分をサッと作って食べても、家族と囲んでも、友達を呼んで具材を足して食べてもいい。 水炊き、もつ鍋、キムチ鍋、味付けに幅があり、野菜やお肉の定番以外にも餃子・チーズ・お餅など、アイデア次第で意外な具材も受け入れてくれる懐の広い料理です。
おすすめしたい、丹後のしいたけ
白菜、春菊、水菜、しいたけ。どれも鍋には欠かせない定番野菜です。くたくたに煮えた白菜の甘さ、春菊のほろ苦さ。この組み合わせだけでも、もう冬の鍋らしさは十分。
そして今回、少しだけ注目してほしいのが「しいたけ」。 丹後王国こだわり市場で販売中の野菜セットでも扱っている、東農園さんのしいたけです。「美味しい」と声が多く、地元のスーパーでも見かけることのある、密かにファンの多いしいたけです。
秋から春にかけて菌床栽培で育てられ、作業はすべてお一人で。毎日しいたけの様子を見守りながら、タイミングを見て収穫されています。ミネラルを含んだお水で育てているのも、あの香りと旨みの理由なのかもしれません。
実際に届いた方からは、こんな声も寄せられています。
大きなしいたけはそのまま贅沢にステーキにしていただきました。肉厚でいい香りがしてすごく美味しかったです!!
シイタケやほかの野菜もとても鮮度が良く、味が濃くておいしかったです!
椎茸も肉厚でとてもとてもおいしかったです!
鍋に入れるのはもちろん、焼いてバター醤油で食べても美味しい、肉厚で食べ応えがあるのでスタッフからもおススメの声が上がるイチオシの野菜です。
お肉の旨味でワンランクアップ
鍋に入れるお肉は、牛豚鶏どれがお好みですか? お肉から出る脂がスープに溶け、出汁の風味が一気に豊かになりますよね。
合わせるお肉でおすすめなのは、道の駅 丹後王国「食のみやこ」内の豚肉レストラン、トンズキッチンが扱う「京丹波高原豚」。京都府南丹市で育てられ、餌にパンやお米を与えることで、柔らかく脂身に甘みのあるお肉になる、農林水産大臣賞を受賞した京都自慢のブランド肉です。
厨房長に話を聞くと、京丹波高原豚は、鍋で火を通しても固くなりにくく、鍋にすることによって余分な脂が落ちて意外とあっさり食べられるのがポイントだとか。 ロースは赤身と脂身のバランスがよく、脂が苦手な方にも食べやすい部位で、バラはコクがあり、しっかり食べたい日にぴったり。
ちなみに厨房長に「鍋で一番好きな具材」を聞くと、返ってきた答えは少し意外なものでした。お店で出している出汁しゃぶしゃぶの白菜など、クタクタに煮えて味が染みた野菜が一番好きなんだとか。
お肉から出る旨味が合わさった出汁は、野菜までしっかりごちそうにしてくれます。最後に残ったスープまで、つい名残惜しくなりますね。
鍋の印象を決める、ポン酢の存在
鍋の仕上がりを左右するのが、ポン酢。最近は自家製のポン酢を作られる方もいるほど、こだわる方のいる重要アイテムです。
そんなポン酢でおススメしたいのが、地元京丹後の蔵元、小野甚(おのじん)味噌醤油醸造さんの「ぽんずむらさき」。
さらにおすすめなのが「琴引の塩ぽんず」。伊根でとれたブリのぶりしゃぶを、最高に美味しく食べてもらうことをコンセプトに開発された一本です。 柚子は種から育て、18年ほどの長い歳月をかけて成長した木に実る「実生の柚子」100%果汁を使用。 塩味には、地元・丹後の琴引浜の海水からつくられた「琴引の塩」が使われていて、スッキリ、スカッと感、爽やかな香り満点のぽんずです。
記事を作るにあたり取材させていただいた小野甚味噌醤油醸造の担当さんからは、ぽんずむらさきは餃子のタレや和風ハンバーグ、塩ぽんずは焼牡蠣や焼肉の塩ダレとしてもお勧め
とのこと。
「ぽんずむらさき」も、「琴引の塩ぽんず」も素材の味をしっかり支えてくれる存在です。
冬のごはんに迷ったら、鍋にしよう
野菜を育てる人がいて、肉を選ぶ人がいて、味を整える人がいる。
今回は、そんな背景を少しだけお届けしました。
仕事終わりの夜や、ちょっと疲れた日でも、鍋ならなんとかなる! 火にかけているあいだ、部屋がだんだん温まっていくのも、冬ならではの楽しみですね。
さて、今日は何鍋にしましょう?
※「京丹波高原豚と冬野菜のほっこり鍋セット」は2026年2月末までの冬期限定商品です。




