甘くてジューシーな味わいで人気の桃。
ひとくちに桃といっても、様々な種類があるのはご存知ですか?
品種によって異なる味わいや特徴など詳しく知ることで、桃の味わい方の幅がぐんと広がります。
今回は、桃の味わいの特徴に加えて、桃を使った簡単に作れるレシピや、丹後王国「食のみやこ」内で体験できる桃狩り体験の情報もご紹介します。
桃のシーズン到来を前に、是非参考にしてみてくださいね。
桃の種類と特徴は?
数多くの品種が存在し、それぞれ異なる味わいを楽しめる桃。
代表的な品種は「白桃・黄桃・白鳳」の3種類です。
その他、ネクタリンや蟠桃(ばんとう)なども桃の一種です。
また、異なる品種の桃を交配させたり、改良したりすることで新しい品種が生まれるため、その種類は非常に多いと言われています。
今回は代表的な白桃、黄桃、白鳳について、その特徴とオススメの食べ方をご紹介します。
白桃
白桃は、日本の歴史ある品種の代表格です。
果皮と果肉が白いのは、袋掛け(熟す前に桃に袋をかけて育てる)をするためです。
しかし、完全に陽を遮断してしまうと甘くならないため、美味しい白桃を育てるには沢山の手間と技術を要すると言われています。
食感は柔らかく、甘みたっぷりでジューシー。酸味が少ないので、酸味が苦手で甘い桃が好きな方にオススメです。
基本的に桃は、風通しが良く涼しい冷暗所で常温保存するのがオススメです。食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて冷やしてから食べると、ほどよく冷えて更に美味しさが増しますよ。
黄桃
黄桃は、果肉が黄色いのが特徴です。白桃に比べ果肉はかたく、歯ごたえがあります。
そのため、缶詰などの加工品として使われることも多い品種です。おすすめレシピはコンポート。甘い保存食として、お菓子作りにも大活躍しますよ。
<黄桃のコンポート レシピ>
材料
・黄桃 4個
・水 1000ml
・砂糖 200g
・レモン汁 大さじ2
- 黄桃をよく洗う。皮を剥かずに、半分に切り種を取る。
- 鍋に黄桃と材料を入れ、沸騰したら弱火にし20分煮込む。
- 粗熱がとれたら、皮をそっと剥く
粗熱が取れたら煮沸した瓶に入れれば甘い保存食になります。
ヨーグルトにのせたり、お菓子作りに使ったりして楽しみます。煮汁(シロップ)はゼリーにしたり、炭酸水で割ってジュースのように飲んだりするのもオススメです。
白鳳
白鳳は、「白桃」と「橘早生」の交配品種です。白地の果皮は、日光が当たる部分がピンク色に染まっています。
果汁が多く酸味が少なめで、濃厚な味わいが特徴の品種です。おすすめレシピはカプレーゼです。
<桃のカプレーゼ レシピ>
(引用:https://wine-link.net/pc/recipe/detail/1317)
材料
・桃 1個
・モッツァレラチーズ 1個
・オリーブオイル 適量
・レモン汁 適量
・ミント 適量
・岩塩、胡椒 適量
- 桃とモッツァレラチーズを一口大に切り、オリーブオイルとレモン果汁を入れ全体的にあえてお皿に盛り付けます。
- 岩塩と粗挽き胡椒を振り、ミントの葉をちらしてできあがり。
とても簡単でありながら美しく美味しい一品です。チーズをブッラータチーズにしたり、ミントをバジルにしたり、アレンジも可能です。
パスタに絡めて冷製パスタにしても美味しくいただけますよ。おもてなしメニューとしても活躍するので、桃が美味しい季節には是非挑戦してみてくださいね。
味わい・食べ方イロイロ♪おすすめ品種
・あかつき…元々は「白桃」×「白鳳」の交配品種。肉質は緻密で果汁も多く、「白鳳」より高糖度で甘味が強い。
・おどろき…固い桃派にオススメ。パリパリした食感で柿のよう。サラダやコンポートにして食べるのもオススメです。
・なつっこ…「川中島白桃」と「あかつき」の交配品種。果皮の色づきが強く、高濃度な味わいで酸味が少ない。
丹後王国でできる桃狩り体験♪
様々な桃の特徴をご紹介してきましたが、実は京丹後も桃の産地なのです。丹後王国食のみやこ内「フルーツガーデン」では、季節限定で桃狩り体験ができ、毎年ご好評いただいています。
(引用:https://tango-fg.com/momo.html)
時期はおおよそ8月上旬~中旬。採れる品種は「あかつき」と「おどろき」の2種類です。収穫した桃は計測して持ち帰ることができるので、今回ご紹介したレシピなども参考にしながら、京丹後の美味しい桃を是非味わってみてくださいね。
桃を食べ比べて味の違いを楽しもう!
今回は、様々な桃の特徴とオススメの食べ方をご紹介しました。
普段はシンプルに皮を剥いて食べることが多い方も、コンポートやカプレーゼなどの手軽に作れるレシピを参考に、是非味わい方の幅を広げていただければ幸いです。
また、丹後王国食のみやこ内「フルーツガーデン」での桃狩りにも是非足をお運びください。