海に沈む夕日のような琥珀色。
ふわりと立ち上がる、優しく華やかな香り。
京都・道の駅 丹後王国「食のみやこ」内で醸造するTANGO KINGDOM Beerの自家製クラフトビールのロンドンエールは、愛を貫いた丹後ゆかりの姫「静御前」がラベルに描かれた一杯です。
クラフトビールには、飲んで楽しむだけでなく、味わいの背後にあるストーリーや歴史を感じながら楽しむという魅力があります。
TANGO KINGDOM Beerの「丹後七姫」シリーズの各ビールには、丹後地方に伝わる7人の姫をテーマに、それぞれの姫の物語とその個性を反映した味わいがあります。
それぞれが異なるフレーバー、個性を持ち、まさに「物語を飲む」といった体験ができるのが魅力です。
ロンドンエールのラベルに描かれた静御前。華やかでありながら芯の強さを秘めたその姿はロンドンエールの味わいとどこか重なります。
≪目次≫
「ロンドンエール」という名前の物語
ロンドンエールは、英国産の麦芽とホップを使用したペールエール(pale ale)。軽快な苦みとフルーティな香りが特徴のクラフトビールです。
実は「ロンドンエール」という名前は一般的なビールの名称ではありません。
ブルワーが修行時代にロンドンで出会った、忘れられない一杯。
「いつかあの味を超えたい」
そんな想いから名付けられました。
ペールエールの“ペール”は「淡い色」という意味。アンバーエールよりも軽やかで、爽やかな飲み心地が魅力です。
そしてこのロンドンエールは、2024年に缶タイプも登場。出来上がった翌年の2025年には『Japan Great Beer Awards 2025』にて銅賞を受賞いたしました。
全国231事業者・808品が出品された国内最大級の審査会の中で評価された一杯。丹後の地で丁寧に醸された味わいが、全国の舞台でも確かな存在感を示しました。
丹後の海と味わう、ロンドンエール
和食との相性がよく、特にお刺身や醤油を使った料理と合わせると、その魅力が引き立ちます。
京都府北部に位置する丹後は、日本海に面した土地ならではの豊かな海の幸に恵まれています。
ロンドンエールは、軽快な苦みとフルーティな香りを持ちながら、和食にも寄り添う味わい。
例えば―― アジやカレイの干物。丹後では鮮度抜群の状態で短時間で干しあげた、水分を残しつつ旨味だけを凝縮するソフトな干物が主流です。ふわふわの食感で旨味と甘みを感じたところに、ロンドンエールのやわらかな苦みが重なると、後味がすっと引き締まり、もう一口と箸が伸びます。
ケンサキイカやアオリイカの刺身。噛むほどに甘みが広がるイカの旨味と、ロンドンエールの爽やかな苦みは心地よく調和します。
また、コリコリとした食感が魅力のバイガイのお刺身や、旨味をたっぷり含んだ炊き込みご飯とも好相性。
醤油や出汁の風味と、エール酵母由来のやわらかな香りが重なり合い、食事の時間をより豊かなものにしてくれます。
丹後の海の恵みとともに味わう一杯は、この土地ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
愛を貫いた姫 ― 静御前
静御前は、京丹後市網野町磯に生まれました。幼少期を丹後の海辺で過ごし、母とともに都へ。
やがて巧みな舞と美しさで名高い白拍子となり、源義経に見初められます。しかし、乱世は二人を引き裂きました。
義経は兄・頼朝に追われ、静は身重のまま鎌倉へ送られます。
その場で詠んだとされる歌。
吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の跡ぞ恋しき
雪の吉野山へ踏み分けて入ったその姿はもう見えない、雪に残されたその跡すら愛おしい。
しづやしづ しづのをだまきくり返し 昔を今になすよしもがな
静よ静よと呼んでくれた、あの幸せだった日々を繰り返すことができたらよいのに。
やがて丹後へ戻った静は、義経の無事と我が子の冥福を祈りながら、二十余歳という若さでこの世を去ったと伝えられています。
華やかさの奥にある、深い想い。 ロンドンエールのやわらかな苦みは、どこか静御前の生涯を思わせます。
静御前ゆかりの地を訪ねて
京丹後市網野町磯には、静御前を祀る「静神社」があります。
高台に建てられた社からは日本海を一望でき、境内には静御前を模した木像が祀られています。少し歩けば、生誕地とされる地に建つ記念碑も。 義経が船をつけたと伝わる「入艘の浜」や「沖の飛び岩」も近く、静御前の物語が今も息づく場所です。
道の駅 丹後王国「食のみやこ」から車で約20分。 ロンドンエールを味わいながら、静御前の面影を訪ねる旅も、きっと心に残る時間になるでしょう。
丹後の海とともに
ロンドンで出会った一杯の記憶。
丹後で生まれた一人の姫の物語。
TANGO KINGDOM Beer ロンドンエール、海と時を越えてつながる想いが溢れます。
丹後の海を望みながら味わえば、 きっと静御前の物語が、そっと胸に重なるはずです。
\丹後の物語を、どうぞごゆっくりお楽しみください/




