日本人の食卓に欠かせないお米。田植えを終え、これからぐんぐんと成長していく稲穂は、夏から秋にかけて収穫され、私たちの食卓に届きます。丹精込めて作られたお米だからこそ、十二分に美味しく味わいたいですよね。今回はお米の美味しい炊き方をご紹介します。
お米を美味しく炊くステップ
1. 計量する
まずは正しく計量しましょう。お米の一合は180㏄です。お米用の計量カップを使い、すりきり一杯を一合として正しく計量しましょう。
2. お米を洗う
お米の洗い方にはおさえておきたいポイントがいくつかあります。詳しくは次の章で詳しく説明するので、最後までお読みいただければ幸いです。
3. 炊飯器にセットして炊く
内窯のメモリに合わせて水を入れ、炊飯器にセットして炊き上げます。
4. 炊きあがったらしゃもじでお米をほぐす
表面をしゃもじで十字に切り、ブロックごとに内窯の側面からしゃもじを入れ、底からしっかり持ち上げるようにほぐします。
とぎ方のコツは?何回水を替えればいいの?
そもそも米をとぐ目的は、お米の表面についているヌカや汚れを落とすことです。昔に比べ、最近は精米技術が向上したため、必要以上にとぎすぎてしまうことも……。そこで、改めて順を追いながら適切なとぎ方について説明します。
①水を入れ、2~3回まぜたらすぐ捨てる
②その後は、水を流した状態で20回ほどシャカシャカまぜる。
③とげたら水をはり、流し、またとぐを繰り返す。水の入れ替えは2回程度。うっすら米が見えるぐらいの仕上がりでOK。
水にこだわると味が変わる?!
お米を美味しく炊くには、水へのこだわりも欠かせません。お米をとぐ時、炊く時、それぞれに適したお水について解説します。
ポイント①最初の水は浄水したお水を!
お米を洗う時、最初にひたすお水は米への浸透率・吸水率が高いです。だからこそ、カルキ臭のする水道水は避け、浄水器の水などのおいしい水がベストです。また、最初のお水は2~3回混ぜたらすぐに捨てるようにしましょう。あまり長くおいておくと、お米のぬか臭さがうつってしまうので気を付けましょう。
ポイント②お米をとぐ水は水道水でOK
最初の水を捨てた後、お米をとぐ際のお水は水道水でも良いでしょう。おおよそ2~3回水を取り替え、お米の表面のぬかや汚れを洗い流しましょう。
ポイント③炊く時はミネラルウォーターがベスト!
米とぎが終わったら、炊飯器にお米を入れ、規定の量までお水を入れます。この時に一番適しているのは、軟水のミネラルウォーターです。軟水を使うことで、炊き上がりがふっくらつやつやになり、粒がしっかりとした仕上がりになります。逆に硬水を使うと、パサパサした炊きあがりになってしまうため注意しましょう。
実はやりがち?!気を付けたいポイント
① 水をはったまま米をとがない!
水をはったままでは、お米同士の摩擦がおきないため、しっかり洗うことができません。水をきった状態でかき混ぜ、お米同士の摩擦で洗うようにしましょう。
② お米を上からギュッとおさない!
しっかりとごうと思って強い力を加えると、お米が割れてしまう可能性があります。美味しさを損なう要因になってしまうので注意しましょう。
③ 米を洗う時は、ボウルでも炊飯器の内窯でも問題なし!
お米をとぐ時、炊飯器の内窯で洗うと、窯が傷ついてしまうと思う方もいるかもしれませんが、強く押さえつけるたり、一緒に金ざるを使うなどしなければ問題ありません。もちろんボウルを使っても構いませんよ。
④ 炊飯前、内窯についた水分は拭きとるとよい
内窯でお米を洗う時、窯に水滴がつきますよね。それを放置して炊飯すると、炊きムラの原因にもなります。炊飯器にセットする前に、内窯についた水分は布巾などで拭きとりましょう。
⑤ 炊き上がったら蓋や釜の上についた水滴をふき取る!
炊きあがった時、蓋や窯の上に水滴がつきます。放置しておくとお米の上にぽたぽたと水滴が落ち、美味しさを損なう原因になってしまいます。炊き上がったら、布巾などで水滴をふき取っておきましょう。
お米を美味しく食べよう
今回は、美味しくお米を炊く方法を解説しました。ちょっとしたことに気を付けるだけで、今まで以上に美味しく楽しむことができます。是非取り入れてみてくださいね。
また、私たちの街 京丹後は、京都の中でも有数の米どころでもあります。食味ランキング最高位の「特A」を西日本最多で獲得している丹後コシヒカリは、見た目から味まで一級品です。通信販売も行っているので、是非ご利用ください。
⇒公式通販サイト「丹後王国こだわり市場」はコチラから